タイプAマシーンズが事業を停止 https://3dprintingindustry.com/wp-content/uploads/2017/11/type-a-1024x683.jpg

サンフランシスコに拠点を置く3DプリンターメーカーのタイプAマシーンズが事業を停止した。

事業の廃止についてタイプAマシーンズは、「重い心境と共に発表します。創業から6年間メーカーコミュニティに奉仕してきましたが、タイプAマシーンズは事業を廃止します。業界のパイオニアとして、タイプAマシーンズは草の根のメーカームーブメントから2012年に生まれました。タイプAマシーンズの原点はノイズブリッジ・ハッカースペースとテックショップにあり、事業拡大と共にイーストベイに拠点を移しました」と同社のウェブサイトでアナウンスしている。

タイプAマシーンズはこれまでにシリーズ・ワン3Dプリンター、シリーズ・ワン・プロ3Dプリンターなどをリリースし、工業ユーザーや一般のヘビーユーザーを中心に利用を広げてきた。昨今の世界的な3Dプリンターブームの終息と、激化する競争が同社の収益を悪化させたと見られている。

同社のシリーズ・ワン3Dプリンターは、史上始めて素材情報の表示機能とオンボードWiFi機能を搭載した3Dプリンターとされ、またリリース当時は使える素材の選択肢が多かった事もあり、3Dプリンターコミュニティからの高い支持を集めていた。

タイプAマシーンズの事業停止についてある業界関係者は、同社が提供していた同社製品に対するサポートの手厚さが、かえってユーザーのリピート購入を妨げていたが可能性があった事を指摘している。