アメリカ人の71%が製造業を「ハイテクキャリア」ではないと回答

アメリカの試作品製造・アディティブ・マニュファクチャリング業務請負大手のプロトラブズが実施した調査によると、アメリカ人の71%が製造業を「ハイテクキャリア」ではないと回答した。

3Dプリンターを含むデジタル・マニュファクチャリング、アディティブ・マニュファクチャリングがアメリカの製造業に大きなパラダイム転換を起こしているが、アメリカ人は製造業・モノづくりを先進的ではないというイメージを持っていることが浮き彫りになった。

また、現在製造業に従事していると答えた人の55%が、彼らの仕事の日常的なイメージとして「機械の周辺で仕事をしている」と回答した。

また、回答者の大半が彼らの報酬額は相応に高額であると答えた一方、三分の一の回答者はそうでないと回答した。

アメリカでは今後ベビーブーム世代の退職により製造業分野で200万人もの人材が労働市場から退出するとされている。一方、デジタル・マニュファクチャリングの普及によりアメリカでは今後10年間に350万人の雇用が新たに生み出されると期待されている。雇用のミスマッチを防止するため、アメリカの労働者全般にアディティブ・マニュファクチャリングの教育や啓蒙を促すことが求められる。