ロシアの建設会社がわずか一日で3Dプリント住宅を建設 http://www.designboom.com/architecture/apis-cor-pik-3d-printed-house-24-hours-02-28-2017/

ロシアの建設会社エイピス・コアが、わずか一日で3Dプリント住宅を建設し、3Dプリンターコミュニティの話題になっている。

3Dプリント住宅は、エイピス・コアが拠点を置くモスクワ近郊の町ステュピノに建設された。住宅の強度を確保するため、素材にファイバーグラス強化コンクリートが使われた。

建設に3Dプリンターを活用する機運が世界的に高まっているが、建設3Dプリンターの最大の強みは建設にかかる時間の短さと言われる。今回エイピス・コアがわずか一日で住宅を建設したことでそれが証明された事になる。

また、建設コストの安さも建設3Dプリンターの強みとされる。今回の住宅建設のコストはわずか10,134ドル(約114万円)で、内装込のコストは1㎡あたり275ドル(約31,000円)となっている。

3Dプリント住宅はこれまでに中国、オランダ、ドバイ、アメリカで試験的に建設されているが、本格的な汎用住宅の3Dプリンターによる建設は今回が世界初と見られる。建設3Dプリンターの本格的な普及が始まる可能性があると業界関係者は注目している。