14ツリーズがケニアで3Dプリント住宅を建設

フランスの大手セメントメーカーのラファージホルシムとイギリスの投資企業CDCグループのジョイントベンチャーの14ツリーズが、ケニアで3Dプリント住宅を建設して話題になっている。現地の報道によると、14ツリーズはモンバサ北部の町キリフィで、52棟の3Dプリント住宅を建設しているという。

建設にはデンマークの建設3DプリンターメーカーのCOBODインターナショナルが開発した建設3Dプリンター「BOD2」が使われ、ラファージホルシムが開発したセメント資材が素材として使われている。「BOD2」は、最大10立法メートルサイズの建物を建設できる大型建設3Dプリンター。また、住宅の設計は、アフリカを拠点に活動しているアメリカの設計会社MASSデザイングループが担当した。

アフリカでは住宅不足が慢性化していて、アフリカ全土で5000万棟の住宅が不足しているとされている。建設3Dプリンターを活用することで、低コストで良質な住宅を供給することが可能になると期待されている。

CDCグループのテンバイト・アルミアス・ディレクターは、「14ツリーズはアフリカで最も住宅不足が深刻な地域において、最新の建設3Dプリンティングを活用してきたパイオニアです。コミュニティ全体に画期的なインフラを供給し続けています」とコメントしている。