ケニアの3Dプリント住宅建設にCOBODインターナショナルの建設3Dプリンターが利用

巨大セメントメジャーのホルシムがケニアに建設した3Dプリント住宅の建設に、デンマークのCOBODインターナショナルの建設3Dプリンター「BOD2」が利用されていたことがわかった。ホルシムは以前にも傘下の14ツリーズを通じて、COBODインターナショナルと共同でマラウイに学校を建設3Dプリンターで建設している。

ケニアでの3Dプリント住宅の建設について、COBODアメリカのフィリップ・ランド=ニールセン代表は、「アフリカにおける作業環境の厳しさを鑑みるに、14ツリーズが世界のどの場所よりも大規模な3Dプリント住宅コミュニティを作り上げたことは非常に衝撃的なことです。しかも、たった一台のBOD2建設3Dプリンターだけで作り上げたのです。建設3Dプリンター5台を同時に稼働させたのではありません」とコメントしている。

ホルシムは、昨年2022年11月にCOBODインターナショナルへ出資し、同社の株主になっている。持分などは明らかにされていないが、ホルシムはCOBODインターナショナルのマイノリティ株主となっている模様。

COBODインターナショナルには、これまでに3Dプリント住宅メーカーのPERIグループ、GE傘下のGEリニューアブルエナジー、メキシコの大手セメントメーカーのCEMEXなども出資している。