ホルシムグループがCOBODインターナショナルへ出資

スイスの大手建材メーカーのホルシムグループが、デンマークの建設3DプリンターメーカーのCOBODインターナショナルへ出資する。詳細は明らかにされていないが、ホルシムグループはCOBODインターナショナルのマイノリティ株主になるとしている。

ホルシムグループはCOBODインターナショナルと2019年から取引を開始し、これまでにGEの風力発電機建設プロジェクトやケニアの3Dプリント住宅建設プロジェクトなどで協働してきた。

ホルシムグループの研究開発部リーダーのエデリオ・バーミジョ氏は、「ホルシムグループは、これまでにより少ない資材と廃棄物で住宅を建設するソルーションを求め続けてきました。COBODインターナショナルと協業することで、我々の建設3Dプリンター用資材の需要もさらに拡大するでしょう」とコメントしている。

COBODインターナショナルには、これまでに3Dプリント住宅メーカーのPERIグループ、GE傘下のGEリニューアブルエナジー、メキシコの大手セメントメーカーのCEMEXなどが出資している。

ホルシムグループは、2015年にスイスのホルシムとフランスのラファージュが合併して設立された。スイス・ザンクトガレン州に拠点を置き、世界90ヶ国以上でセメントやコンクリートなどの建材を販売している。