セメックスがCOBODインターナショナルに出資

メキシコの大手セメントメーカーでニューヨーク証券取引所上場のセメックス(Cemex)が、デンマークの建設3DプリンターメーカーのCOBODインターナショナルに出資する。傘下のベンチャーキャピタルのセメックス・ベンチャーズを通じて出資するもので、出資の条件などの詳細については明らかにされていない。

セメックス・ベンチャーズのゴンザロ・ガリンド社長は、「COBODインターナショナルへの投資は、顧客中心主義という我々のマインドセットと、絶えざるイノベーションとインプルーブメントに対するフォーカスを反映したものです。COBODインターナショナルとの協働により、セメックスはかつては存在しなかった建設3Dプリンティングを顧客に提供することが可能になります。我々のイノベーションに対する努力は、この新しいテクノロジーの世界におけるトップポジションを確保し、より良い未来を構築することを可能にしてくれるでしょう」とコメントしている。

COBODインターナショナルには、これまでにGE傘下のGEリニューアブルが出資している。

セメックスは1906年設立の、メキシコ・モントレーに拠点を置くセメントメーカー。ラファージュホルシム、ハイデルベルクセメントと並び、グローバルセメントメジャーの一つに数えられている。