ウルチメーカーが2021年度3Dプリンティング・センチメント・インデックスを発表

オランダの3Dプリンターメーカーのウルチメーカーが、2021年度3Dプリンティング・センチメント・インデックスを発表した。世界12カ国の2525人のビジネスプロフェッショナルを対象に行った調査を基に、各国の3Dプリンター導入の程度、投資計画、各種のマクロ経済インディケーターなどを指数化した。調査対象者は製造業、建設業、教育、医療などの産業セクターから選ばれた。

インデックスランキングの一位はアメリカで、以下イギリス、ドイツ、フランス、中国、メキシコ、日本、スイス、韓国、オランダ、イタリア、オーストラリアの順位だった。

3Dプリンターに関する世界的な認知度では、調査対象の71%が3Dプリンティングを認知していると答え、39%が3Dプリンターをすでに導入していると答えた。いずれも昨年の数字から若干増加した。また、65%が3Dプリンターが今後五年以内に自分の業界に広く導入されると答え、27%が3Dプリンターが自分の会社にとってもっとも重要な投資先であると答えた。

ウルチメーカーのユルゲン・フォン・ホレンCEOは、「世界中の製造業者が、パンデミックによるサプライチェーンの変化に迅速に対応しています。(部品の欠品などで)機械を止めないために、オープンなマインドで3Dプリンターを活用しているようです」とコメントしている。