オランダ空軍がウルチメーカーの3Dプリンターを航空機メンテナンス用に導入 https://3dprintingindustry.com/news/royal-netherlands-air-force-recruits-ultimaker-3d-printers-for-maintenance-and-repair-operations-146922/

オランダ空軍が、オランダの3Dプリンターメーカーのウルチメーカーの3Dプリンターを航空機メンテナンス用に導入したとして話題になっている。

オランダ空軍が導入したのはウルチメーカーのウルチメーカー3とウルチメーカーS53Dプリンターの二機種。いずれもオランダ空軍のウーンスドレヒト空軍基地に導入されたという。オランダ空軍では、導入した3DプリンターをF16戦闘機のリペアやメンテナンスに活用するとしている。

3Dプリンターを導入したことについて、オランダ空軍のバス・ジャンセン氏は、「3Dプリンターを活用することで、リペア用部品などをより速く、安全に製造することが可能になります。特にツーリング、フィクスチャー、プロトタイプなどを最高の水準で製造することが可能です」とコメントしている。

オランダ空軍では、3Dプリンターをリペア用部品などの製造に活用するほか、ジェットエンジン用精密部品のコンテナーの製造などにも活用するとしている。

軍隊が航空機などのメンテナンスに3Dプリンターを活用する機運は世界的に高まっている。アメリカ空軍も、戦闘機の交換部品などを3Dプリンターで製造するプロジェクトを立ち上げている。

ウルチメーカーは2011年設立。レップラッププロジェクト出身の三人のオランダ人起業家が共同で設立した。同社が開発した3DプリンターUltimakerはレップラップベースの3Dプリンターとしてその高い機能性と品質が世界中の3Dプリンターユーザーに評価されている。