フロリダ州が代替肉の販売と流通を禁止する理由①

アメリカ現地時間の先週水曜日、フロリダ州で3Dプリント肉や3Dバイオプリント培養肉などのいわゆる代替肉の販売と流通を禁止する法案にロン・デサンティス知事が署名し、アメリカで初めて代替肉を禁止する州となった。代替肉については賛否両論が入り混じった状態が続いており、中には政治的な対立と関係する分断の様相が出現しつつあるという見方も出つつある。

現在フロリダ州に続いて、アラバマ州、アリゾナ州、テネシー州などで培養肉の製造と流通を禁止する法案が上程され、審議されている。いずれも保守系アメリカ人が多く住む「レッドステート」(共和党が政治的な主導権を獲得している州)として知られているが、保守系アメリカ人の多くが代替肉に反対する理由は何だろうか。

アメリカの全国紙のUSA Todayは、代替肉に反対する人の代表としてフロリダ州のデサンティス知事を挙げ、彼の発言を紹介している。すなわち、「フロリダ州は、世界に実験室で培養された肉や昆虫などを強制的に食べさせようというグローバルエリート達の計画と権威主義的な目標に対抗するために立ち上がりました。私の政権のポリシーは、あくまでも地元の畜産農家への投資を継続し、ひいては我々が食べる牛肉を守り抜くことです」という内容である。
(続く)