アメリカの上院議員がYouTubeのCEOへゴーストガン製造動画の投稿削除を要請

アメリカの上院議員が、YouTubeのCEOへゴーストガン製造動画の投稿削除を要請して話題になっている。投稿削除を要請したのはコネチカット州選出のリチャード・ブルメンタル氏とクリス・マーフィー氏、ニュージャージー州選出のコーリー・ブッカー氏とロバート・メレンデズ氏、マサチューセッツ州選出のエド・マーキー氏の5名。要請は書面で行われ、YouTubeのスーザン・ウーチツキーCEOへ手渡された。

YouTubeには現在、ゴーストガンに関する動画が多数投稿されている。動画の中には、3Dプリンターによるゴーストガンの実際の製造方法や、必要なパーツなどを入手する方法を伝えるものもある。中には百万回以上の視聴回数を数えるものもあり、多くの視聴者の関心を集めている。

一方で、製造記録・保管記録がまったく残らないゴーストガンの製造や所有を禁止する機運が高まっており、バイデン大統領も連邦政府としてゴーストガンに対する規制強化を表明している。

アメリカでは近年、ゴーストガンが実際の犯罪に使われるケースが増加している。先週カリフォルニア州サクラメントで発生し、4人が死亡した銃乱射事件でもゴーストガンが犯行に使われている。