サンフランシスコのスタートアップ企業がバイオ3Dプリンターで代替牛乳を製造 http://www.3ders.org/articles/20181120-perfect-day-is-3d-printing-dairy-milk-without-the-cow.html

サンフランシスコのスタートアップ企業がバイオ3Dプリンターでアニマルフリーの代替牛乳を製造し、話題になっている。

製造したのはスタートアップ企業のパーフェクトデイ(Perfect Day)。イリノイ州に拠点を置く食品メーカーのアーチャー・ダニエルズ・ミッドランドと共同で製造した。

パーフェクトデイの代替牛乳は、カゼインと通常の牛乳に含まれる乳性たんぱく質と構造的に類似したたんぱく質を含むのが特徴。通常の牛乳からDNAを抽出し、イーストミクロフローラに移植して製造した。移植にはバイオ3Dプリンターが使用されたという。

パーフェクトデイの代替牛乳はラクトース、ホルモン、抗生物質のいずれも含まず、高たんぱく質で賞味期限が長いという特徴もある。

欧米では若者や女性を中心に、肉や牛乳などの動物由来食品を口にしないヴィーガンの人口が増加している。ヴィーガンのニーズに対応するため、植物由来の代替牛乳が相次いで開発されている。

パーフェクトデイは、ライアン・パンドヤ氏とペルマル・ガンディ氏の二人が創業したスタートアップ企業。同社はこれまでにシリーズA投資で2,400万ドル(約26億8,800万円)を集める注目ベンチャー企業となっている。