リンク3Dが3Dプリンター用素材トラッキングシステムを開発

ニューヨークに拠点を置く3Dプリンター用管理ソフトメーカーのリンク3Dが、3Dプリンター用素材トラッキングシステムを開発した。現在テキサス州オースティンで開催中のアディティブ・マニュファクチャリング・カンファレンスで公開されている。

開発された素材トラッキングシステムは、3Dプリンターで使用される素材の種類、シリアルナンバー、バッチナンバーなどを管理し、トレーサビリティを確保するとともに在庫や仕入れの最適化をアシストする。また、造形されたパーツごとのテクニカルスペックシートなどのドキュメントも出力できる。

リンク3Dの共同創業者でCTOのヴィシャル・シン氏は、「素材トラッキングを高度に管理することで、製造のリピートプロセスにおけるリターンを最大化できます。データが可視化され、製造効率の向上も期待できます」とコメントしている。

リンク3Dは2016年設立。3Dプリンターなどのアディティブ・マニュファクチャリング用管理ソフトウェアの開発、3Dプリンティング・サービスビューローなどの事業を展開している。同社のユーザーは航空宇宙、自動車、医療などの領域で特に多く存在し、EOSノースアメリカも同社の管理システムを採用している。