リラティビティ・スペースがロングビーチに新ヘッドクォーターを開設

ロサンゼルスに拠点を置くロケット開発ベンチャー企業のリラティビティ・スペースが、ロサンゼルス近郊の街ロングビーチに新ヘッドクォーターを開設する。リラティビティ・スペースの共同創業者兼CEOのティム・エリス氏が明らかにした。

広さ3370坪の大きさの新ヘッドクォーターでは、本社機能の他に、同社が開発している3Dプリントロケットのテラン1の製造も行われる。

新ヘッドクォーターの開設について、リラティビティ・スペースのエリスCEOは、「リラティビティ・スペースは、60年にも及ぶ従来の航空宇宙技術を革新するためにチャレンジしています。ロボティクス、3Dプリンティング、AIなどの技術を活用し、それを実現します。新たなヘッドクォーターは、航空宇宙の世界に新たな未来をもたらす拠点になると確信しています」とコメントしている。

リラティビティ・スペースは、ロケット用部品の95%を3Dプリンターで製造していることで知られている。同社のロケットは、競合他社のロケットよりも100分の1の数の部品で組み立てられているとしている。同社の3Dプリントロケットのテラン1号は60日程度で3Dプリントでき、打ち上げコストはわずか1000万ドル(約11億円)程度としている。