UPS、アジア地区での3Dプリンティングサービスを強化 出典:https://www.theupsstore.com/tools/find-a-store

アメリカの物流大手UPSが、アジア地区での3Dプリンティングサービスを強化する。

UPSは2014年からアメリカ国内の複数の拠点でオンデマンド3Dプリンティングサービスを開始しているが、サービスビューロー大手のファーストレディアスと共同でシンガポールに拠点を確保する。物流サービスと連動した本格的3Dプリンティングサービスが提供されるのはアジア地区では初と見られる。

3Dプリンティングサービスはファーストレディアスの工場で行う。毎日午後5時までに注文すればアジア主要都市へ24時間以内に配達されるという。

UPSでは自動車、航空宇宙、ヘルスケア、小売などの産業ユーザーが同サービスを利用するとしている。

オンデマンド3Dプリンティングサービスの普及により、従来型の物流ビジネスは今後減少する可能性が高いが、UPSではビジネスモデルのパラダイムシフトを先行する形でニュービジネスを拡大させる戦略を採っているものと見られる。

なお、UPSは同社傘下のベンチャーキャピタルUPS戦略エンタープライズファンドを通じてファーストレディアスに出資している。