アプテラ・モーターズがソーラー電気自動車の販売予約受付を開始

米カリフォルニア州に拠点を置くスタートアップ企業のアプテラ・モーターズが、ソーラー電気自動車「アプテラ」の販売予約受付を開始した。アプテラ・モーターズによると、販売予約受付開始から24時間で第一バッチの330台が完売となった。また、第二バッチ以降の予約も受け付けていて、保証金100ドル(約1万500円))で予約できるという。アプテラ・モーターズは、現時点でアメリカ国内外から3000件以上の予約を受けつけたという。

アプテラはソーラー発電パネルを搭載した二人乗りの三輪自動車で、航続距離400マイルの「アプテラ・パラダイム」、航続距離1000マイルの「アプテラ・パラダイムプラス」、カスタムメイドの「カスタム・アプテラ」の3モデルがリリースされる。価格は25,900ドル(約272万円)から46,900円(約492万円)となっている。

アプテラのボディはカーボンファイバーなどを素材に大型3Dプリンターで製造されている。アプテラの標準モデルのサイズは2.2メートル X 4.4メートルで、車体重量1300キログラムとなっている。

アプテラ・モーターズは、アプテラのデリバリーを来年から開始するとしている。

アプテラ・モーターズは2005年にエンジニアのスティーブン・ファンブロとクリス・アンソニーが設立したベンチャー企業。設立当初から開発遅延が続き、2011年に一度経営破綻している。同氏らは2019年にアプテラ・モーターズを再建するクラウドファンディングキャンペーンを展開し、予定金額の調達に成功した。