コロラド州に拠点を置くロケットエンジン製造ベンチャー企業のUrsa Major(アーサ・メジャー)が、2027年初め頃を目途にIPO(株式上場)を計画していることがわかった。
アメリカ現地メディアの報道によると、Ursa MajorはSPAC(特別買収目的会社)のブリーチローダー・アクイジション・コーポレーションⅢと合併し、NASDAQ株式市場への上場を果たすとしている。予定通りにIPOが実施されると、Ursa Majorは3億5000万ドル(約560億円)のキャッシュを獲得すると見込まれている。
SPACは、自社では事業を行わず、未上場企業を買収するためだけに作られた買収用企業。SPACを使ったIPOは、通常のIPOよりも少ないコストで上場できるメリットがある一方、短期間で買収先を決めるため、投資家にとって企業の実態が見えにくく、後から問題が見つかるリスクがあるとされている。
Ursa Majorは2015年設立。これまでにアメリカ空軍に複数のロケットエンジンを供給してきたほか、民間企業にもロケットエンジンを提供している。Ursa Majorは、ロケットエンジンの主要パーツをVelo3Dのメタル3Dプリンターで製造していることで知られている。

