ディヴァージェント3Dが香港の富豪から6,500万ドルを調達 http://www.divergent3d.com/blade-supercar/

ロサンゼルスに拠点を置くベンチャー企業のディヴァージェント3Dが、香港の富豪李嘉誠(り かせい)氏率いる投資会社からシリーズB投資で6,500万ドル(約71憶5千万円)を調達した。調達した資金は同社の新工場設立に使われるという。ディヴァージェント3Dの新工場は2019年までにロサンゼルスに建設される予定で、年間2,000台を製造するとしている。

ディヴァージェント3DはこれまでにシリーズA投資で2,300万ドル(約25憶3千万円)を調達している。

ディヴァージェント3Dはメタル3Dプリンターを使って車を製造するベンチャー企業。ウェアハウス程度の大きさの工場で年間2万台程度の車を製造するとしている。従来の自動車メーカーが工場の建設に5憶ドル(約550憶円)から10憶ドル(約1,100憶円)投資するのに対し、ディヴァージェント3Dは5千万ドル(約55憶円)程度の投資で工場を建設出来るとしている。

小型の工場で3Dプリンターなどを使って自己完結的にモノづくりを行うマイクロファクトリーは、世界で初めて3Dプリンターで電気自動車を製造したローカルモーターズも採用している。

李嘉誠氏は、香港最大の企業集団・長江実業グループ創設者兼会長。2013年度世界長者番付によれば保有資産310億ドル(約3兆4,100億円)とされ、世界8位の富豪とされる。