RobozeがSolizeと日本での販売代理店契約を締結

イタリアの3DプリンターメーカーのRobozeが、日本の3DエンジニアリングサービスプロバイダーのSolizeと、日本での販売代理店契約を締結した。報道によるとSolizeはRobozeのフラッグシップモデル「ARGO500ハイパースピード」の日本での独占販売権を取得し、同製品の販売とサポートなどを行う。Solizeは、「ARGO500ハイパースピード」の同社のトヨタ工場内施設への導入も行うとしている。

「ARGO500ハイパースピード」シリーズは、高強度スーパーポリマーを素材に造形するハイエンド3Dプリンター。PEEK、カーボンPEEK、PEKKなどの素材が活用できるため、メタル3Dプリンターが使われている現場でのリプレースメント需要が期待されている。

Solize(ソライズ)は、1990年に山田眞次郎により株式会社インクスとして設立された3Dエンジニアリングサービスプロバイダー。設立当初よりスリーディーシステムズのSLA3Dプリンターを活用した試作品製造サービスを提供するなど、日本の3Dプリンティングサービスビューローとしての歴史を誇っている。

Solizeの現在の事業内容としては3DCADエンジニアリングサービスに加えて、CAEエンジニアリングサービス、MBDエンジニアリングサービスなども提供している。

Solizeの直近の売上高は178億2700万円(2022年12月末期)、経常利益7億1100万円となっている。Solizeは東商スタンダート市場に上場している。