SOLIZE株式会社が3Dプリンターでトヨタの旧型モデルのパーツを製造

SOLIZE(ソライズ)株式会社が、3Dプリンターでトヨタの旧型モデル「A70スープラ」のパーツを製造し、話題になっている。製造されたパーツはA70スープラのフロントドアガーニッシュで、HPのジェットフュージョン3Dプリンターで製造された。トヨタ自動車の「GRヘリテージパーツプロジェクト」の一環で行われたもので、生産終了となった部品の復刻を実現した。

関係者によると、この種のプロジェクトが行われるのはトヨタの社歴において初という。また、3Dプリントされた部品の磨き、塗装、塗装仕上げは、トヨタが行ったという。

クラシックカーなどの旧型モデルのパーツを3Dプリンターで製造する機運は世界的に高まっている。アメリカの有名テレビショーホストのジェイ・レノ氏は、世界的なクラシックカーコレクターとして知られているが、所有するクラシックカーの各種のパーツを、スリーディーシステムズの3Dプリンターで製造している。

SOLIZE株式会社は、1990年設立の3DCADエンジニアリング企業。3DCADエンジニアリングサービスに加え、CAEエンジニアリングサービス、MBDエンジニアリングサービス、3Dプリンティングサービスなどを提供している。3Dプリンティングサービスでは、37台の3Dプリンターを活用し、各種のサービスを提供している。