ダイムラーバスがパーツ作りに3Dプリンターを活用 http://www.inautonews.com/daimler-bus-will-deliver-150-buses-to-db-fleet-management-germany

メルセデスベンツの親会社でバスメーカーのダイムラーバスがパーツ作りに3Dプリンターを活用し、話題になっている。

ダイムラーバスによると、同社はこれまでに3Dプリンターで780点のバス用部品を製造し、現在も150点以上を製造中だという。

ダイムラーバスは25年以上前から3Dプリンター技術を活用しており、最近もリコーのSLS3DプリンターAM S5500Pを購入したと発表していた。同社はまたメタル3DプリンターのEOSとエアバス子会社のエアロテックと共同でスマートファクトリープロジェクトを展開している。

ドイツでは3Dプリンターをモノづくりの現場に導入する機運が高まってきており、フォルクスワーゲンやドイツ鉄道も3Dプリンターの利用を拡大している。ドイツ鉄道では3Dプリンターによる部品製造点数を来年末までに15,000点に拡大するとしている。

3Dプリンターはローボリュームマニュファクチャリングと呼ばれる小規模カスタマイズ生産が求められる領域に最もフィットするとされており、バスやカスタマイズカーなどの製造現場で今後さらに普及が進むと予想されている。ダイムラーバスのこの事例は、その予兆と見て間違いないだろう。