ビヨンド・ミートのチーフ・サプライチェーン・オフィサーが辞任

アメリカの代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートのチーフ・サプライチェーン・オフィサーのバーニー・アドコック氏が、現地時間の今月9月30日付けで辞任する。後任にはチーフ・オペレーティング・オフィサーで製造オペレーション担当副社長のジョナサン・ネルソン氏が就任する。辞任の詳細な理由については明らかにされていないが、ビヨンド・ミートは、アドコック氏は「新たな機会をもとめて」辞任するとしている。

ビヨンド・ミートでは、最近スタッフによるトラブルが頻発している。現地時間の2022年9月17日には、ビヨンド・ミートのチーフ・オペレーティング・オフィサーのダグ・ラムジー氏が、アーカンソー州ファイエットビルのレーザーバックスタジアムの駐車場で第三者の男性とトラブルになり、男性を殴って鼻を噛むなどして怪我をさせたとして逮捕された。ビヨンド・ミートは、現地時間の9月20日にラムジー氏を停職処分にしている。

ビヨンド・ミートは、2022年度通年での見通売上高を5億6000万ドル(約800億円)から6億2000万ドル(約886億6000万円)のレンジから4億7000万ドル(約672億1000万円)から5億2000万円(約743億6000万円)のレンジへ引き下げている。業績低迷を受けてビヨンド・ミートは、これまでに全従業員の4%をレイオフしている。