ライズが事業を停止

アメリカの3Dプリンターメーカーのライズが事業を停止した。同社が同社のホームページで明らかにした。発表によると、ライズはこれまでに3Dプリンターの製造、販売、サポートなどのすべての業務を停止し、新たに設立された新会社パリトラへ業務を移譲する。なお、ライズが事業を停止した理由は明らかにされていないが、販売の伸び悩みから資金繰りが悪化したと見られる。

ライズのホームページには、「ライズはもはや企業としては機能していませんが、創業者のユージン・ギラーがライズを設立したミッションはひとつです。合金素材やカラー3Dプリンティングなどのテクノロジーを世に普及させることです。これまでのチームの素晴らしい働きぶりにより、アディティブ・マニュファクチャリングの世界において素晴らしいテクノロジーエコシステムを構築することができました。今はこのチャプターを終了しますが、次のチャプターでお会いすることを楽しみにしています」というステートメントが公開されている。

ライズは米マサチューセッツ州ボストンに拠点を置くスタートアップ企業。同社のライズワンはこれまでにアメリカ陸軍のほかにNASAやアメリカ海軍にも採用されていた。