スペースXがアディティブ・マニュファクチャリング担当マネージャーの募集を開始

イーロン・マスク氏率いるアメリカのロケットメーカーのスペースXが、アディティブ・マニュファクチャリング担当マネージャーの募集を開始した。発表された募集要項によると、アディティブ・マニュファクチャリング担当マネージャーは、同社のエンジニアリング開発部門とオペレーションチームを総括し、ハードウェアプロダクション全体の責任を負うとしている。

スペースXは現在ロケットの製造能力を拡大しており、アディティブ・マニュファクチャリング担当マネージャーにはデザイン簡素化にフォーカスし、サブアセンブリの統合と、製造能力のさらなる効率化を実現してもらいたいとしている。また、スペースXの幹部社員とチームメンバーに対するアディティブ・マニュファクチャリング技術のテクニカルガイダンスとメンタリングの提供も求めるとしている。

アディティブ・マニュファクチャリング担当マネージャーの給与やフリンジベネフィットなどの詳細については明らかにされていない。応募は人材エージェント会社を通じて行うものと見られる。

スペースXは、ロケット本体とロケットエンジンの主要パーツの多くを3Dプリンターで製造していることで知られている。3Dプリンターを活用することで、ロケット製造にかかるリードタイムとコストを大幅に削減できるとしている。