EOSが中国・上海に新オフィス兼テクノロジーセンターを開設

ドイツのハイエンド3DプリンターメーカーのEOSが、中国・上海に新オフィス兼テクノロジーセンターを開設した。上海の南部に建設された施設は広さ800平方メートルのオフィススペースと、広さ750平方メートルのマシニングスペースで構成されている。マシニングスペースにはEOSのメタル・ポリマーアディティブ・マニュファクチャリングシステムが導入され、ポストプロセスルームも用意されているという。

センターの開設について、EOSのアジア太平洋地区担当副社長のマーセル・ヴォルバーガー氏は、「上海への我々の投資は、中国における顧客基盤をサポートするという我々の長期的なコミットメントを示すものです。EOSのテクノロジーとともに、中国市場におけるキーイノベーションを加速し、パートナーとともに新しいソルーションを開発してゆきます」とコメントしている。

EOSは1989年設立の老舗3Dプリンターメーカー。ミュンヘン郊外に設立されたエレクトロ・オプティカル・システムズに端を発し、設立以来工業ユーザーを対象にしたハイエンドメタル3Dプリンターやポリマー系3Dプリンターを製造している。同社は現在、全世界15カ国のユーザーに3Dプリンターを提供している。