イスラエルの代替肉メーカーのMeaTechが2020年度決算を発表

イスラエルの代替肉メーカーのMeaTechが2020年度決算を発表した。それによると、同社の同期間中の販売管理費は1850万ドル(約20億3500万円)で、前年の40万ドル(約4400万円)から大幅に増加した。研究開発費は250万ドル(約2億7500万円)で、前年の20万ドル(約2200万円)から増加した。経常収支は販売管理費と同額の1850万ドル(約20億3500万円)で、期末時点の保有現金残高は1350万ドル(約14億8500万円)だった。なお、同社はアーリーステージ企業であり、売上はまだ計上していない。

MeaTechは、牛や鶏の幹細胞をバイオリアクターを使って細胞し、3Dプリンターで肉として造形するプラットフォームを開発している。

MeaTechのシャロン・フィマCEOは、「我々は2020年度における我々の活動とその結果に満足しています。(新型コロナウィルスのパンデミックなどによる)厳しい経営環境の中、素晴らしいマネジメントチームと従業員が我々のビジネスの成長のために休むことなく努力してくれました。世界はよりサステナブルな農水業を求めており、動物を殺さない代替肉は、それを実現するための決定的なソルーションになると信じています」とコメントしている。

MeaTechは、昨年にテルアビブ証券取引所とアメリカのNASDAQに上場している。