JUNOがカーボンのDLS3Dプリンティングシステムを導入

イタリアの3Dプリンティング・サービスビューローのJUNOが、カーボンのDLS3Dプリンティングシステムを導入した。JUNOはストラタシスのオブジェットシリーズ、EOSのメタル3Dプリンター、HPのマルチジェット・フュージョン3Dプリンターなどを導入しているが、カーボンのDLS3Dプリンティングシステムは同社ラインアップの最新シリーズとなる。

JUNOは2012年に工業・自動車デザイン会社のスタジオ・ペドリニのデザイナーピエトロ・ペドリニらが独立して立ち上げたスピンアウト企業。これまでに自動車や家電などのユーザーにデザイン、プロトタイピングなどのサービスを提供してきている。

DLS3Dプリンティングシステムの導入とともに、JUNOはイタリアにおけるカーボンの認定パートナーとなる。JUNOはカーボンのDLS3Dプリンティングシステムを自ら活用するとともに、同システムを利用したユーザーらにカーボンの3Dプリンターを販売してゆく。

カーボンは今月、イタリアの別の3Dプリンティング・サービスビューローのセルテックともパートナーシップ契約を締結している。カーボンのCEO兼社長のエレン・クルマン氏は、イタリアを含むヨーロッパ市場を「戦略的市場」であるとし、ヨーロッパでのビジネス拡大を目指す姿勢を示している。