Paypalがチェコの3Dプリンターメーカーの口座を凍結 https://techcrunch.com/2016/04/27/paypal-beats-the-street-on-q1-sales-of-2-54b-and-eps-of-0-37/

オンライン決済サービスのPaypalがチェコの3DプリンターメーカーPrusaの口座を凍結し、同社の業務に支障を生じさせる事態になっている。

Prusaによると、PaypalがPrusaの口座を残高100万ドル(約1億2千万円)残した状態で凍結したため、振込や顧客への返金などが出来ない状態になっているという。

PrusaのCEOジョセフ・プルーサ氏によると、Prusaの3DプリンターをPaypalで購入する顧客が急増し、出荷日数が一月を越える状態となり、顧客保護の目的からPaypalがPrusaの口座を凍結したという。

また、Paypalでは月間売り上げが10万ドル(約1200万円)を超えた場合、10万ドル以上の売上は21日間自動的に凍結される。売主はその都度5万ドル分の限度額増加をリクエスト出来るもののPrusaのように急激に売上が増加したケースでは対応が出来ないという。

Paypalをめぐっては別の3DプリンターメーカーのGizmo社も同様のトラブルを経験し、問題になっている。

プルーサCEOは他の3Dプリンターメーカーに対して、決済手段としてPaypalを使用する際には注意するよう促している。