今年のアカデミー賞のオスカー像が3Dプリンターで製造 http://www.polichtallix.com/

今年のアカデミー賞のオスカー像が3Dプリンターで製造され、話題になっている。

オスカー像を製造したのはニューヨークに拠点を置くポリック・タリックス・ファインアートファンドリー。同社は昨年、映画芸術科学アカデミーからアカデミー賞授与式が始まった1929年当時のオリジナルのオスカー像に近い60体のオスカー像の製造を依頼されたという。

ポリック社はオリジナルのオスカー像と最近のオスカー像のそれぞれを3Dスキャンし、新たなオスカー像をデザインした。デザインされたデータは3Dプリンターで出力され、ロストワックス法で製造された。

完成したオスカー像は耳と髪の部分がより強調され、また像が手にしている刀もよりシャープなデザインになっているという。

また、ポリック社はノミネートされた候補者のための223のブロンズ製のネームプレートの制作も依頼されたという。受賞者が決定すると、受賞者はオスカー像を授賞式会場内のポリック社のステーションへ持ち込み、ネームプレートがオスカー像に取り付けられるという。

今年で89回目を迎えたアカデミー賞だが、オスカー像の製造に3Dプリンターが使われたことは3Dプリンターの歴史においてのみならず、人類の歴史においても非常に画期的な出来事だと言えそうだ。