建設スタートアップ企業のダイアモンドエイジが5000万ドルの資金調達に成功

米アリゾナ州フェニックスに拠点を置く建設スタートアップ企業のダイアモンドエイジが、5000万ドル(約61億円)の資金調達に成功した。出資したのはベンチャーキャピタルのプライム・ムーバーズ・ラボ、アルパカ・ベンチャーキャピタル、ドルビーファミリー・ベンチャーズなどで構成される投資シンジケート。バリュエーションなどの詳細については明らかにされていない。

ダイアモンドエイジは、26基のロボットアームで構成される建設3Dプリンターを製造している。ダイアモンドエイジによると、同社の建設3Dプリンターを導入することで従来型の建設方法の建設時間を最大80%程度削減できるとしている。

ダイアモンドエイジの共同創業者でCEOのジャック・オスラン氏は、「安価で適切な住宅を供給することは世界的な課題になっています。アメリカにおける最初の住宅購入者の平均年齢は、この十年で20代半ばから30代半ばへと高くなりました。「良質な」住宅が不足し、多くの人達が賃貸物件の利用を余儀なくされているためです。我が社の建設3Dプリンターを普及させ、結果的に住宅の価格を下げ、より多くの人に住宅オーナーになっていただければと考えています」とコメントしている。