北陸地方整備局が橋脚耐震補強工事に3Dプリンター製埋設型枠を活用したとして話題になっている。日刊建設工業新聞の報道によると、北陸地方整備局金沢河川国道事務所は「国道8号浅野川橋下りのP5橋脚耐震補強工事」に3Dプリンター製埋設型枠(3DCP型枠)を活用、型枠工の施工日数を約47%縮減しつつ、非出水期内での施工完了を達成した。
本事業は今年9月に北陸整備局本局で開催の事業研究発表会で紹介され、深刻な担い手不足の中で在来工法と同等以上の品質確保につながったとして高い評価を得たという。
同現場は施工場所の近くに中日本高速道路会社管理の高速道路と金沢市道が通り、さらに橋脚桁下には河川堤防があり、高さ制限に配慮する必要があった。また、堤防の開削を伴うため、施工期間が非出水期の11月から5月に限定された。こうした制約から、工事を11月から5月の期間内に完了させる必要があった。
金沢河川国道事務所は、3DCP型枠の使用は、従来工法に比べて直接的な工事費は増加したものの、品質向上の効果や非出水期内での施工完了、交通への影響の低減、現場作業の省力化の効果等を総合的に考えた場合、合理的な選択だったとの見解を示している。

