BMWが3Dプリンターを使ったカスタマイズドパーツの製造を開始 https://3dprint.com/228808/twikit-and-bmw-offer-customization/

ドイツの大手自動車メーカーのBMWが、3Dプリンターを使ったカスタマイズドパーツの製造を開始する。

対象となるのはBMWが買収した旧ローバーのMiniシリーズで、ダッシュボード、グローブボックス、LEDライトなどをカスタマイズ製造して提供する。自分の名前をプリントしたLEDライトを製造することなどが可能になるとしている。

希望者がBMWの専用サイトで好きなデザインを選ぶと、デジタルファイルがBMWのパートナー企業のTwikitの工場内の3Dプリンターに送られ、3Dプリントされる。なお、LEDライトをカスタマイズ製造するコストは119ユーロ(約16,000円)

カスタマイズドパーツの製造について、Twikitの共同創業者のギジス・ホッペンブロウワー氏は、「(最近)の工業製品はどれも似たようなものになりつつあります。そのトレンドは、自動車業界においても同じです。消費者に製品をカスタマイズして提供することは、厳しい競争から抜け出す手段となります。カスタマイズ製造の可能性は無限大です。大量生産から脱し、消費者それぞれにユニークな製品を提供することが今後のカギになります」とコメントしている。

自動車の部品を3Dプリンターでカスタマイズ製造するのは、今回のこのBMWのケースが初になると見られる。