ドイツの3Dプリンター用ソフトメーカーが1,200万ドルを調達 http://2016.toa.berlin/satellites/

ドイツの3Dプリンター用ソフトメーカーの3ユアマインドが、シリーズA投資で1,200万ドル(約13憶2千万円)を調達した。ベルリンで設立された同社はサンフランシスコオフィスに加え、新たにニューヨークにもオフィスを設立する。

投資はドイツのベンチャーキャピタルのウンターメーヘータム・ベンチャーキャピタルや、TRUMPFベンチャーなどが応じた。

3ユアマインドは調達した資金をアメリカ市場の開拓に使うとしている。同社はアメリカの航空宇宙産業に多くのクライアントを有し、事業基盤の拡大を目指していると見られる。

3ユアマインドは、工業用ハイエンドメタル3DプリンターメーカーのEOS創業者、ハンス・ランガー氏も出資している事で知られる。

同社の有力ユーザーのGKNのマーカス・ジョステン氏は、「3ユアマインドは工業用3Dプリンティングの成長と技術革新のかけ橋を提供してくれています。同社のプラットフォームを使う事で、製造コストを劇的に削減し、3Dプリンティング技術へのアクセスをより容易にしてくれます」とコメントしている。

3ユアマインドは2013年にステファン・クーフル氏、アレクサンダー・シズクらが立ち上げた。設立当初より工業用3Dプリンター用ソフトウェアを開発して来ている。