ダッソー・システムズ、製造業用オンライン3Dマーケットプレースを開設 https://www.youtube.com/watch?v=IPu28vUcZzI

フランスのソフトウェアメーカーのダッソー・システムズが、製造業用オンライン3Dマーケットプレースを開設する。

マーケットプレースは同社のユーザーが対象で、3Dモデルが取引された際にコミッションを徴収するコミッションベースで運用される。また、マーケットプレースの開設に伴い、マーケットプレースのユーザーは同社の主力製品のCATIA、ソリッドワークス、Simuliaなどの利用料が無料になる。

ダッソーのパスカル・ダロズCEOは、「流通業に対してAmazonが行った事と同じ事を、我々はデザイン、製造、工業製品の物流で行いたいと考えています。それがマーケットプレースのコンセプトです」とコメントしている。

今回開設されるマーケットプレースは、ダッソー・システムズが2012年に開始した3DExperienceプラットフォームの延長と見られる。3DExperienceプラットフォームは、ダッソー・システムズのソフトウェアとサプライチェーンの全てのフェーズを統合することを目指している。

マーケットプレースは現在プライベート・ベータ版として運営されているが、パブリック・ベータ版が年末を目途にリリースされる予定。

ダッソー・システムズが1981年設立。ミラー主戦闘機のメーカー、ダッソー・アビアシオンが開発した3DCADソフトウェアCATIAの開発部門を母体に設立された。CATIAは航空宇宙、自動車などの業界で広く使われている。