イギリスのベンチャー企業が漁網を3Dプリンター用フィラメントにリサイクル http://www.crowdfunder.co.uk/fishy-filaments

イギリスのベンチャー企業が漁網を3Dプリンター用フィラメントにリサイクルするプロジェクトを立上げ、話題になっている。

イギリス南岸の港町コーンウォールに拠点を置くフィッシー・フィラメンツは、素材工学の専門家イアン・ファルコナー氏らが立ち上げたベンチャー企業。地元の漁師が漁で使ったナイロン製の漁網が投棄されているのを目にし、3Dプリンター用フィラメントにリサイクルすることを思いついたという。

リサイクルのプロセスはシンプルで、投棄された漁網とプラスチック製のブイを回収し、洗浄した後にフィラメントにリサイクルする。現在のところナイロンフィラメント、PLAフィラメントへのリサイクルに成功しているが、将来的にはカーボンファイバー強化フィラメントなどへのリサイクルも計画されているという。

フィッシー・フィラメンツはプロジェクトの事業化資金をクラウドファンディングで募集している。当初の資金として5000ポンド(約70万円)の調達を目指している。プロジェクトへの出資は10ポンド(約1400円)から行え、15ポンド(約2100円)出資するとフィラメント1リールが入手出来る。

フィッシー・フィラメンツのリサイクルフィラメントは一般的なFDM方式の3Dプリンターであれば利用可能。