タスマニアの教師が海洋ロープゴミから3Dプリンター用フィラメントを製造

タスマニアの教師が海洋ロープゴミから3Dプリンター用フィラメントを製造し、話題になっている。

タスマニアの初等教育機関の非常勤教師マルコス・ゴゴリン氏は五年前から投棄された海洋ロープゴミのリサイクル方法を考えてきた。タスマニアの西海岸を踏査し、仲間と共に4.5トンもの海洋ロープゴミを回収してきたという。

海洋ロープゴミのほとんどは漁業用で、漁師が不要となったものを投棄しているという。

ゴゴリン氏は同時に勤務する学校で3Dプリンターの授業を担当することになり、海洋ロープゴミを3Dプリンター用フィラメントにリサイクルすることを思いついた。

一般に廃棄されたプラスチックやPETなどを3Dプリンター用フィラメントにリサイクルする機運が高まっているが、特定のゴミ資源をフィラメントにリサイクルするケースは珍しい。エコフレンドリーな社会へのトレンドが進む中、同氏のリサイクルフィラメントは3Dプリンターコミュニティから大きな関心とともに注目されている。