モティーフ・フードワークスが従業員の一部をレイオフ

米マサチューセッツ州ボストンに拠点を置く代替肉製造スタートアップ企業のモティーフ・フードワークスが、従業員の一部をレイオフしていたことがわかった。

同社の広報担当者は、具体的に何人の従業員がレイオフされたかを明らかにしていないが、「現在の経済環境を鑑みるに、我々の顧客と投資家にとって最大のリターンを得られる領域へフォーカスすることを決断しました。それにより、一部の従業員ベースにおいてレイオフを実施します。一方で、我々の代替肉に対する消費者ニーズに対応するため、最優先エリアへの投資を継続してゆきます」とコメントしている。

モティーフ・フードワークスは2019年2月設立のスタートアップ企業。バイオテクノロジー企業のギンゴ・バイオワークスのスピンオフ企業として設立された。同社はこれまでにベンチャーキャピタルなどから3億4500万ドル(約472億6500万円)の資金を調達している。

欧米を中心に代替肉への関心とニーズが高まる中、代替肉メーカーは軒並み苦戦を強いられている。モティーフ・フードワークスのライバル企業のビヨンド・ミートも、経営リストラクチャリング計画の一環として、これまでに従業員40人をレイオフしている。