シンプリファイバーが350万ドルの資金調達に成功

ニューヨークに拠点を置くフットウェア・アパレル3Dプリンターメーカーのシンプリファイバーが、350万ドル(約4億7250万円)の資金調達に成功した。出資したのはワン・ベンチャーズ、テックスターズ、ヘリテッジグループ・ベンチャーズ、ジェットストリーム・ベンチャーズ、プラグアンドプレイ・ベンチャーズ、リファッション・ベンチャーズ、キャピタルエックス・ベンチャーズ、、キーラー・インベストメンツなどのベンチャーキャピタル。バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。

シンプリファイバーのフットウェア・アパレル3Dプリンターはウッドチップなどの天然由来原料を素材に靴や服などを造形するタイプの3Dプリンター。服などの従来型の製造方法に比べて製造工程を最大60%、原料を最大35%削減できるとしている。

シンプリファイバーの共同創業者でCEOのマリア・インチャー・オーラング氏は、「アディティブ・マニュファクチャリングは、これまでに様々業界に革命を起こしてきましたが、ファッション業界では革命はまだ起きていませんでした。でも、今後シンプリファイバーがファッション業界における革命を起こす当事者となってゆくでしょう」とコメントしている。

マリア・インチャー・オーラング氏はカルバンクライン、アレキサンダー・マックイーンなどでファッションデザイナーを務めてきた業界のベテラン。2020年にフィリップ・コーエン氏と共同でシンプリファイバーを設立した。