ナノ・ディメンションが2022年度第一四半期決算を発表

イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションが、2022年度第一四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1050万ドル(約13億6500万円)で、前年同期の80万ドル(約8800万円)から大幅に増加した。

2022年度通年の見通しについて、ナノ・ディメンションのヨアヴ・スターンCEOは、「2022年度第一四半期の数値をベースにすると、2022年度通年の売上高は2021年度通年の対比で300%以上の増加となります。さらに2020年度と比較すると、売上高は12倍に増加しています。いずれも我々の事前予想を大きく上回るものであり、グローバルエコノミーが困難に直面している中で突出した数字です。我々は、この成長パターンが今後も持続すると確信しています。コロナウィルスのパンデミックの収束が見えてきた中、さらなるパフォーマンスを発揮できると思います。」とコメントしている。

ナノディメンションのドラゴンフライ3Dプリンターは、銀ナノ粒子を素材に電子基板をプリントするタイプのエレクトロニクス3Dプリンターで、オンデマンドで高速で多層プリント基板をプリントする事を可能にしている。同社は米NASDAQへ上場している。