GEリニューアブルエナジーがCOBODインターナショナルに出資

GE傘下の風力発電機メーカーのGEリニューアブルエナジーが、デンマークの建設3DプリンターメーカーのCOBODインターナショナルに出資していたことがわかった。出資の金額や持ち分などについては明らかにされていないが、関係者によるとマイノリティ範囲の出資にとどまるとしている。

GEリニューアブルエナジーは、2019年から自社の風力発電機の製造にCOBODインターナショナルの建設3Dプリンター「COBOD」を利用している。

GEリニューアブルエナジーの先端マニュファクチャリングテクノロジーグループのマテオ・ブルッチ氏は、「今回の出資は、COBODインターナショナルのテクノロジーと能力をリニューアブルエナジーの領域でさらに活用するための転換点になります。よりサスティナブルで循環型社会の実現を手助けし、さらには地元経済に雇用をもたらします。COBODインターナショナルは常に進化し続けており、今後さらに関係を強化することが重要であると考えています」とコメントしている。

アメリカでは現在、バイデン政権の政策により2035年までに発電におけるゼロカーボン環境の実現を目指している。GEリニューアブルエナジーは3Dプリンティング技術を活用し、建設3Dプリンターによるオンサイトでの風力発電機の製造を行っている。