アイオワ州立大学の研究チームが3Dプリント住宅を建設へ

アイオワ州立大学の研究チームが3Dプリント住宅を建設するとして話題になっている。発表によると、アイオワ州立大学のピート・エヴァンズ准教授率いる研究チームは、2019年に洪水で大きな被害を受けたアイオワ州ハンブルグにCOBODインターナショナルの大型建設3Dプリンターを設置し、低コスト住宅を複数棟建設するという。地元の報道によると、アイオワ州に3Dプリント住宅が建設されるのは同州初のことだという。

エヴァンズ准教授は、「建設3Dプリンターを活用することで、住宅をよりスピーディーに、そしてより低コストで建設することが可能になります。私自身、設計デザイナーとして建設3Dプリンターの可能性に直接触れられることに大変興奮しています。今回のプロジェクトが、人々に住宅に関する新しい考え方をもたらすと確信しています」と説明している。

アメリカでは現在、人口増加が著しい都市部を中心に建設3Dプリンターの導入が進んでいる。これまでにカリフォルニア州、テキサス州、ネバダ州、ニューヨーク州、ニュージャージー州、フロリダ州などで建設3Dプリンターが導入されている。一方、アイオワ州のような人口が少ない非都市部で建設3Dプリンターが使われるのは極めて珍しい。