マークフォージドの株がニューヨーク証券取引所で取引開始

現地時間の2021年7月15日木曜日、3Dプリンターメーカーのマークフォージドの株がニューヨーク証券取引所で取引開始された。取引開始直後に8.89ドルまで値上がりしたものの、その後やや値を下げて7.60ドルで初日の取引を終えた。

マークフォージドは、今年2月にSPAC(特別買収目的会社)のOneとの合併を発表し、合併に向けた手続きが進められていた。合併後の新会社の社長兼CEOには、旧マークフォージドのシャイ・テレム氏が引き続き就任する。また、One創業者のケビン・ハーツ氏が、新たに新会社の取締役に就任する。

マークフォージドは、上場前から大型のユニコーン企業として知られ、バロン・キャピタルグループなどのベンチャーキャピタルに加え、マイクロソフト傘下のM12ベンチャーファンド、ポルシェ・オートモービルホールディングスなどから多額の出資を受けていた。

マークフォージドは2013年設立。マサチューセッツ州ケンブリッジに拠点を置き、産業用カーボンファイバー3Dプリンターなどを製造している。同社の3Dプリンターは、これまでにGoogle、テスラ、Amazon、アメリカ空軍、NASAなどに採用されている。