アレフ・ファームズがシリーズB投資で1億500万ドルの資金調達に成功

イスラエルのフードテック・スタートアップ企業のアレフ・ファームズが、シリーズB投資で1億500万ドル(約115億5000万円)の資金調達に成功した。出資したのはプライベートエクイティファンドのLキャタートン、UAEのベンチャーキャピタルのディスラプトAD、スカイビューズ・ライフサイエンス社など。バリュエーションなどの投資の詳細は明らかにされていない。アレフ・ファームズは、調達した資金を製品ラインと技術プラットフォームの拡大に投じるとしている。

アレフ・ファームズの共同創業者でCEOのディディアー・トウビア氏は、「我々のトップティアーのパートナーからの資金調達により、高品質の栄養をすべての人に提供するというビジョンにさらに近づくことができます。出資者は、新しい精肉のカテゴリーをつくるためのパートナーであり、グローバルフードシステムのサステナビリティを進化させるために必要な仲間です」とコメントしている。

アレフ・ファームズは、2017年にイスラエル工科大学の研究チームと、フードテック系インキュベーターのストラウス・グループが共同で設立したスタートアップ企業。ビヨンドミートやインポシブル・ミートなどの競合企業が製造している植物由来の人造肉ではなく、牛などの哺乳類の細胞をベースにした人造肉を製造している。

アレフ・ファームズは、2022年中にイスラエル国内とUAEの「精肉市場」へ参入したいとしている。