Rem3dyヘルスがシリーズA投資で1100万ドルの資金調達に成功

イギリス・バーミンガムに拠点を置くフードテックスタートアップのRem3dyヘルスが、シリーズA投資で1100万ドル(約12億1000万円)の資金調達に成功した。出資したのはベンチャーキャピタルのサイバス・ファンド、ADMベンチャーズなどを筆頭とする投資シンジケート。バリュエーションなどの投資の詳細は明らかにされていない。

Rem3dyヘルスは、2019年にフードテック・アントレプレナーのメリッサ・スノーバー氏が設立したスタートアップ企業。当初はマジックキャンディー・ファクトリー3Dプリンターを使ってカスタマイズしたグミキャンディーの製造などを行っていたが、2年前に3Dプリンターを使ってカスタマイズドサプリメントやプロテイン・バーを製造する事業を立ち上げた。ユーザーはRem3dyヘルスのウェブサイトで質問フォームに情報を入力すると、ユーザーに最適なサプリメントやプロテインバーが製造される。

スノーバー氏は自身のLinkedInのアカウントで、「シリーズAのファイナンスが成功したことに興奮しています。去年の売上は前年比で600%のプラスでした。調達した資金で生産能力を拡大し、さらなる市場を開拓します。この機会をもたらしてくれたすべての関係者に感謝します」とコメントしている。

3Dプリンターを使って薬やサプリメントをカスタマイズして打錠するプロジェクトは世界中で立ち上がっているが、プロテインバーをカスタマイズして生産するケースはRem3dyヘルスのケースが初と見られる。