NASCARのレースドライバーが3Dプリンティングビジネスを立上げ https://motorz.jp/race/10008/

アメリカの人気モータースポーツNASCAR(全米自動車競争協会)のレースドライバーが、3Dプリンティングビジネスを立上げて話題になっている。

NASCARのドライバー、ブラッド・ケセロウスキ氏は、これまでに1,000万ドル(約11億円)以上の資金を自らが設立したケセロウスキ・アドバンスド・マニュファクチャリングに投じている。同社は主に航空宇宙、軍事関連企業、エネルギー関連企業などの顧客を相手に3Dプリンティング事業を行っている。

広さ7万平方フィート(約6,503平方メートル)の敷地の工場にはコンセプトレーザーのメタル3DプリンターやCNCマシンなどが設置され、30人の従業員が勤務している。また、同社には最近、長らくスリーディーシステムズの世界品質担当役員を務めたスティーブ・フェッチ氏が入社している。

NASCARでは早くから3Dプリンターをレーシングカーのパーツづくりなどに導入している。大手3Dプリンターメーカーのストラタシスも、NASCARの有力レーシングチームのPenskeと共同でレーシングカーのパーツ製造を3Dプリンターで行っている。ケセロウスキ氏自身もレースの現場で3Dプリンターに触れ、3Dプリンティング技術の本質的な可能性を実感したという。

NASCARはアメリカ最大のモータースポーツとされ、全米で高い人気を誇っている。ストックカー(市販車)ベースのレーシングカーによるレースが中心で、ヨーロッパで生まれたF1などのカーレースとは一風違った盛り上がりを見せている。年間のシリーズ戦が33戦もあり、レーシングカーのパーツづくりに3Dプリンターが使われる状況を生み出している。