コダックがラズベリーPiベースの3Dプリンターをリリース https://www.zdnet.com/article/raspberry-pi-3-powers-kodaks-new-desktop-portrait-3d-printer/

コダックがラズベリーPiベースの3Dプリンター「コダック・ポートレート3Dプリンター」をリリースした。

コダック・ポートレート3Dプリンターは、コダックブランドで販売される初の3Dプリンター。デュアルエクストルーダーと5インチのカラータッチスクリーンを搭載し、シンプルなデザインが特徴になっている。また、リモートモニタリング用カメラも搭載し、タイムラスプ映像などを撮影することも可能になっている。

また、クラウドベースの3Dプリンター管理プラットフォーム「コダック3Dクラウド」も提供され、ユーザー同士で3Dモデルの共有や編集が可能になっている。

コダックでは、コダック・ポートレート3Dプリンターのターゲットを「プロフェッショナルマーケット」と定めていて、自ら「競合ひしめく市場に参加するためのモデル」としている。

コダック・ポートレート3Dプリンターの価格は3500ドル(約39万円)からとなっている。

コダックは1881年設立の写真用品メーカー。一時は世界最大の写真フィルムメーカーとなったが、2000年頃から始まったカメラのデジタル化への対応が遅れ、2012年に経営破綻した。現在はフィルム製造、加工などの業務に縮小して事業を継続している。