サウジアラビアの建設会社が世界最大の建設3Dプリンターを導入 https://www.tctmagazine.com/topics/cobod-international/

サウジアラビアの建設会社が世界最大の建設3Dプリンターを導入することが話題になっている。

デンマークのCOBODインターナショナル製建設3Dプリンターを導入するのはサウジアラビアのエリート社。COBODインターナショナルのBOD23Dプリンターがサウジアラビアに導入される初のケースとなる。

BOD23Dプリンターは、最大300平方メートルの建物の建設が可能な大型建設3Dプリンター。一般的な住宅のほか、小型オフィスビル、学校、博物館などの建設が可能としている。

自社の建設3Dプリンターのサウジアラビアへの導入について、COBODインターナショナルのランド・ニールセンCEOは、「サウジアラビアから初の注文を頂いたことに誇りを感じています。我々のBOD23Dプリンターは世界最速の建設3Dプリンターであるのみならず、世界最大クラスの建設3Dプリンターでもあります。この革新的な技術を使い、各地の建設ニーズに応えてゆきます」とコメントしている。

COBODインターナショナルの建設3Dプリンターは今年二月にUAEにも導入されている。UAEでは、2030年までに首都ドバイ市内で建設される建物の25%を建設3Dプリンターで建設する計画を立てている。

建設3Dプリンターを導入したエリート社のサアアド・アル・シャスリ氏は、「我々は、我々独自のスタッフと、地元で供給されるコンクリート素材を使って各種の建物を建設してゆきます。建設3Dプリンターの導入により、外国製の建設素材を使うよりも大幅にコストを削減することが可能になります」とコメントしている。