セレンディクスが福島県須賀川市と災害時の3Dプリント住宅供給協定を締結

兵庫県西宮市に本社を置く3Dプリント住宅メーカーのセレンディクスが、福島県須賀川市と災害時の3Dプリント住宅供給協定を締結した。災害などの有事の際にセレンディクスが建設3Dプリンターで建設した3Dプリント住宅を優先的に同市へ供給する。自治体が企業と3Dプリント住宅供給に関する災害時協定を結ぶのは全国で初のケースと見られる。

セレンディクスによると、3Dプリント住宅は工場で主要パーツを製造し、現地へ運搬して組み立てるという。3Dプリント住宅は最短24時間で組立可能で、通常の住宅より低コストで工期も短くて済む。

セレンディクスは、2024年に発生した能登半島地震の際にも被災地の石川県珠洲市に3Dプリント住宅8棟を建設した実績を持つ。

28日に須賀川市役所で行われた協定締結式で、同市の大寺正晃市長は「本市の防災体制をより強固にして市民の安全を守る上で大きな一歩だ」と述べた。

セレンディクスは2022年3月に日本初の3Dプリント住宅「serendix10」を完成させ、住宅領域で3Dプリント住宅の建設実績を積み上げてきた。2025年3月にはJR西日本グループと共同で、JR紀勢本線初島駅において世界初となる3Dプリンター駅舎を建設し、話題を集めた。