ステークホルダー・フーズがアメリカ市場で3Dプリント肉・魚の販売を開始

シンガポールの3Dバイオプリンティング企業のステークホルダー・フーズ(ミーテックから社名変更)が、アメリカ市場で3Dプリント肉・魚の販売を開始する。

アメリカ現地メディアの報道によると、ステークホルダー・フーズは自社の3Dプリント肉・魚の安全性を保証するGRAC(Generally Recognized as Safe)登録をアメリカFDA(Food and Drug Administration)に申請、受理された。ステークホルダー・フーズは、間もなくスーパーマーケットなどの小売店での自社製品の販売を開始したいとしている。

ステークホルダー・フーズのアリク・カウフマンCEOは、「アメリカ市場で我々の3Dプリント肉・魚の販売を開始することで、フードテクノロジーの最先端に自らを置くことが可能になります。我々の最新の3Dプリンティング技術は単なるイノベーションにとどまらず、サステナビリティと健康を守るためのコミットメントでもあります。消費者によりよい選択肢を提供し、美味しいだけでなく地球の環境保護の責任をシェアする手段を提供します。アメリカ市場への進出が、より健康的でサステナブルな未来をつくる重要なステップになることを願っています」とコメントしている。

ステークホルダー・フーズは、主に生細胞を培養したバイオインクをベースに牛肉や魚肉などの代替肉を3Dプリントしている。