イギリスの文房具小売りチェーンとスタートアップ企業が共同で生分解性3Dプリント文房具の販売を開始 https://design-milk.com/batch-works-and-paperchase-launch-the-first-3d-printed-stationery-collection/

イギリスの文房具小売りチェーンのペーパーチェースとスタートアップ企業のバッチ・ワークが、共同で生分解性3Dプリント文房具の販売を開始した。

コンシャス・リビング(意識的な生活)と名付けられたプロジェクトは、さとうきび由来の生分解性プラスチックを素材にボールペンやペン立てなどの文房具を3Dプリンターで製造するもの。ロンドンのバッチ・ワークのオフィス内に設置されたデスクトップFDM3Dプリンターで製造している。

バッチ・ワークはすでにボールペンの製造を開始しており、稼働から2か月で3万本を製造したという。同社によると、ボールペン1本の製造にかかる時間は20分で、ペーパークリップひとつはわずか2分で製造できるという。

プロジェクトの開始についてバッチ・ワークの創業者ジュリアン・バシャーレス氏は、「3Dプリンティング技術は、これまでに試作品製造やエンジニアリングパーツ、ハイエンドパーツの製造に使われてきました。我々は、時間がかかって固定的で、コストがかかる従来のモノづくりのやり方を3Dプリンターで変革しようと試みています。3Dプリンターで作られたものを近隣の消費者にお届けすることで、サステナビリティを啓蒙するいい機会になると思います」とコメントしている。

コンシャス・リビングの文房具は、イギリス国内のペーパーチェースの各店舗と、同社のECサイトから購入できる。